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ダイソー容器を使って本格濾過の飼育装置を作ってみた。

  • 執筆者の写真: Hadesu
    Hadesu
  • 2024年1月12日
  • 読了時間: 3分

簡単な構造で熱帯魚にとって最適な水質を形成するのに効果を発揮するように作ってみました。

名称ー虫カゴ及び水生生物飼育装置

用途

濾過器を使用する場合は水生生物【淡水】、昆虫や爬虫類などには飼育ケースを虫カゴとして使用できる。

虫カゴは水量が5L程度とかなり少ないので、蒸発による水質の変化が大きく出てしまう。

あくまで飼育セットの準備がなく、公園や川で生き物を捕まえて持って帰ってきた時など一時的な飼育として作用します。

※密猟になる生態の持ち帰りは厳禁

構成

本体ー虫カゴ

濾過材ー【マット】【珊瑚砂】【活性炭】【ヨウ素】

循環経路

濾過材の選定は原理原則に従い

濾過する時にどのように濾過して欲しいのかによって変わります。

さまざまな濾過手段があるので、ここで言う原理原則とは特許【特許第6357565号】を軸とした無換水濾過手段を応用し、簡素化する事で非常に安価で本格的な濾過作用を、実現してくれます。【本製品は要換水】

ポイントは、閉鎖的環境下で富栄養化する事をを止める事を主とした考えで順番を構成していきます。

富栄養化に係る有機物は、1.水に含有している物、2.水面にある物、3.底面にある物が大きく影響しているため、1には生物濾過、2には水面排水にて濾過層で対応、3には吸い上げ濾過層にて対応することで富栄養化を抑えます。

濾過層では、物理濾過でキャッチした有機物にバクテリアによる生物濾過と、光合成を有する微生物及び植物等に代謝してもらう事で無害化します。【濾過層led24時間照明】

そして、増えたバクテリアたちが熱帯魚に悪さをしないように殺菌をしてから熱帯魚のいる空間へ戻します。

1.ウールマット2.活性炭3.砂利4.殺菌で熱帯魚の濾過作用が富栄養化を抑える事ができる順番です。

また、無換水濾過なら途中で炭素源の経路を形成した構成になります。

成り立ち

最初は、釣りで持って帰ってきてしまった生物を虫カゴで一時飼育しようとしたことから始まりました。

虫カゴだから簡単に考えていましたが、中々構成を組むのに苦労しました。

実証実験

DIY出来るように100均の製品を用いて構成しました。

水の流れを見ながら濾過層の形状やポンプの位置や排水口の形状を模索していき、決定していきました。

仮説を立てて生体を入れて観察し、最終の配置、形状を決定していきました。

バクテリアの活動を確認する為に立ち上げからどのくらいで安定するか有機物を入れて実施しました。

バクテリアの活動は有機物が細分化されて白濁りの時は生物濾過は作用していません。

何もせず濁りがなくなれば、生物濾過が作用していると判断しました。

実施時には【淡水ー1.5日】【海水ー3日】

実施結果を元に、決定した内容で制作しました。

レイアウトには人工のオーナメントを設置し、発色を良くするために底目は黒、見やすいように背面は白、観察するためにLED照明を設置しました。


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